『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』職業人生をよりよくしたい人が読みたい一冊

就職/転職活動に役立つ本
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JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』は,「みんなでつくる仕事図鑑」をコンセプトに,キャリア情報を提供するWebサービス「JobPicks」による書籍(仕事図鑑)です。

22の職業情報だけでなく,自分に「合う」仕事を考える方法についても学べます。

学生&若手社会人におすすめ

本書は,これから仕事を選ぶ学生や若手社会人の方におすすめの一冊です。コンサルタントやマーケティングなど新卒者や若年層の方に人気の職種についての言及も多いため,特にこれらの職種について興味がある人は,親和性が高いと言えるでしょう。

また,「自分はどんな仕事が向いているのだろう」と迷っている方,これからの「仕事」(仕事観,雇用,キャリアパスなど)に興味がある方が読んでも,参考になる部分が多いでしょう。

『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』の目次

本書の構成は,以下の通りです。

  • 1章:自分に「合う」仕事を考える
  • 2章:コンサル系の仕事
  • 3章:事業を作る仕事
  • 4章:マーケティング・分析関連の仕事
  • 5章:営業の仕事
  • 6章:プロダクト・サービス開発の仕事
  • 7章:事業を支えるコーポレートの仕事
  • 8章:公務員の仕事

1章では,仕事について考えます。今までの仕事がどのようなものだったのか,これからはどのようになるのかといったことが解説されるので(後述),まずは,ここで頭の中を整理してみましょう。

2章以降,22の仕事について解説されます。ここは全部読んでもよいですし,興味があるところから,あるいは興味があるところだけ読んでみるのも良いでしょう。

自分に「合う」仕事を考える

1章「自分に「合う」仕事を考える」では,2章以降の各職業を見る前に知っておきたい,なぜ職業研究が必要なのか,今後はどのような雇用やキャリアパスになるのかといったことが解説されます。

2章以降の「職業図鑑」が本書のメインではありますが,1章はこれからの働き方を知る上でとても重要な部分なので,ぜひ読んでおくと良いでしょう。

以下,1章の見出しです。

  • なぜ,今職業研究が必要なのか
  • 学生,新入社員の「仕事観」が変わった
  • 企業の「雇用」も変わった
  • メンバーシップ型からジョブ型採用へ
  • 今,なぜ「ジョブ型」なのか?
  • 「ジョブ型」の導入で新卒採用はどう変わる?
  • ジョブ型で開く「転職格差」
  • ジョブ型時代のキャリアパス
  • 増える「またぎ転職」
  • 会社は「経歴」より「スキル」を見る
  • キャリアは自分で作る時代
  • 20代で専門を作り,30歳以降は「広げる」
  • 仕事選び3原則
  • 自分の「得意」を棚卸しする
  • その仕事の「現役」が答える各職種の将来性

本書では,学生や親入社員世代の間の就業意識が変わってきたといいます。

ここ数年,学生や新入社員世代の間の就業意識は,入社したら一生その会社で勤め上げることが前提の「就社」型から,自身の得意なことや,やりたいことを実現する職能を定める「就職」型に変わりつつあるといえます。

このような流れを踏まえ,企業側もこれまでの「メンバーシップ型雇用」(新卒一括採用で入社させた上で,適当な「職」をあてがう)から,欧米諸国でスタンダードな「ジョブ型雇用」(「職」があり,それにふさわしいスキルを有する人を採用する)に変わってきているといいます。

結果,「新卒」や「中途」といった概念がなくなり,「経歴」より「スキル」を重視するようになり,転職はネガティブなものからポジティブなものへと変わるようになります。

職業研究の構造まとめ

職業研究は,主に以下のような構成でつくられています。

  • 業界現状分析
  • 基本的業界構造
  • 仕事

業界現状分析では,その業界の人口や歴史が解説されます。業界構造では,業界内の主要プレーヤーどの立ち位置にいるのか(業界マップ),また,業界の変化などについて解説されます。たとえば,コンサル系の仕事では,「コンサルを取り巻く5つの大変化」として,以下の項目があげられています。

  1. デジタル案件の激増
  2. 広告領域に進出
  3. 顧客の変化
  4. コンサル会社にいるプロが多様化
  5. 「高級派遣」型コンサル

また,業界内の各仕事(経営コンサルタント,ITコンサルタント,人事コンサルタントなど)についても詳しく解説されます。

  • どうやってなるのか(新卒・中途・副業など)
  • 給料と出世ピラミッド
  • 最初にやる仕事
  • 必要なスキル・マインド・学歴
  • キャリアパス

さらに,そ仕事の現職者や経験者のリアルな話,「読むべき本」なども掲載されているので,自分が興味がある分野については,あっという間に読めるはずです。

まとめ

本書は,これからの働き方を知るときに読んでおきたい一冊です。「JOB PICKS」は経済メディアである「NewsPicks」から派生しているので,意識が高い方には特に親和性が高いと言えるでしょう。

(転載元:New Mage

書名 JobPicks 未来が描ける仕事図鑑
著者 JobPicks編集部
出版社 ニューズピックス

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