昨今，年功序列や終身雇用制度が見直されつつあることから，人々の働き方は多様化してきています。そんな状況のなか，より自分に合う仕事を求めて「キャリアチェンジ」を考える人も増えてきました。
そこで，今回はキャリアチェンジをするならどんなタイミングが良いのか，どうすれば理想の転職ができるのかについて説明します。もっと自分に合う新しいキャリアを見つけたいと考えている人は，ぜひ参考にしてみてください。
そもそもキャリアチェンジとは何か？
キャリアチェンジとは，未経験の業界や職種へ転職することを指します。同じ業界で違う職種に移ることや，同じ職種で別の業界に転職するのもキャリアチェンジと言えるでしょう。
同じような言葉に「キャリアアップ」がありますが，キャリアチェンジとは意味が異なります。キャリアアップは，経験のある業界や職種で，より高いポジションを目指すのが特徴です。たとえば，担当業務に関してより専門性を磨いて昇進・昇格したり，転職して現職よりも高い役職に就いたりすることが含まれます。
一般的にキャリアアップでは給与や役職などの待遇が上がりますが，キャリアチェンジの場合は給与や役職が下がることもある点に注意が必要です。
キャリアチェンジのメリット・デメリット
キャリアチェンジには，メリット・デメリットが当然あります。
メリット
- 新しい仕事になるので，視野が広がる
- 多角的な目線が身につけられる
- 希望の仕事であれば，個人的にモチベーションアップにつながる
以上がメリットの代表例です。やはり，今までと違った視点で業務にあたることができるので多角的な視点で仕事に取り組めるようになったり，モチベーションアップにつながることがあげられます。
デメリット
- 年収や役職が下がる可能性が高い
- 未経験職種になるので，うまく仕事がいかない可能性もある
- 要領をつかむまで時間がかかる可能性がある
未経験職種になるので，なかなか仕事が前に進まないことがあります。これは慣れていくしかないでしょう。また，勘違いしやすいのが，年収が前職と同水準でもらえたりアップするということです。しかし，基本的にこのようなことはないと考えましょう。
前職の給与は前職のパフォーマンスに対して支給されているので，未経験職種になれば下がるのは普通です。キャリアチェンジの場合はそれを念頭に入れておきましょう。
まとめ
今回はキャリアチェンジについてまとめました。キャリアチェンジをすることで新たな自分に出会え，理想のキャリアに近づける可能性が高まります。ただし，未経験の仕事への転職は，条件面で希望通りにいきにくかったり，これまでのスキルを活かせなかったりするリスクもあります。じっくり考えて今後のキャリアを選択していってください。
