本当に転職すべきなのか? 複数社から内定が出たけれどどうしようか?

就職/転職活動コラム
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転職で無事に内定獲得ができたタイミングで,「この会社に転職しても本当に良いのか?」や「現職でやり残したことはないのか?」など悩むことはありますよね。今回はそういった悩みをもったときにどのように解決していけば良いか解説していきます。

そもそも転職すべきかどうかで悩んでしまう

まずは,転職すべきかどうかで迷った場合にどのように解決すればいいのかをご紹介します。

この場合,まずやってみるべきことは「なぜ自分は転職したいのか」を考えることです。転職を考える理由は「給与が低い」「もっとスキルアップしたい」「仕事にやりがいを感じられない」など人それぞれですが,その中には転職することで解決されるものもあれば,解決されないものもあります。

たとえば,「給与や賞与が低い」ことが不満であっても,その人のスキルや経験から見て,どこに転職しても給与の上昇がほぼ見込めない場合は,転職する意味がありません。また,仕事にやりがいを感じられない場合に,やりたい仕事が見つかっていないのであれば,転職は時期尚早といえます。

「転職することで,自分の希望が叶うのか」については,転職すべきかどうかを決める上で重要な判断材料となるので,一度考えてみましょう。それが次の職場で叶いそうなら転職をすべきですし,すぐは叶わなくとも現職より叶う可能性が高い場合も転職をすべきです。一時的な心の迷いなのか,自分にとって意味のある転職でないから億劫になっているかは自分に問いかけてみると良いでしょう。

複数社から内定をもらったがどこに入社すべきか悩む

転職活動を行っていると,ありがたいことに複数社からオファーをもらうことがあります。その際にどこの会社に入るかで悩むことは多いです。以下解説していきます。

年収額だけに惑わされない

よくあることですが,年収だけを比べて決めてしまうケースです。2社から1社を選ぶ際に,もっとも判断に影響を及ぼす要素は年収の差となるでしょう。しかし,安易に「年収が多いから」という基準だけで選んでしまうのは考え物です。「働き方が自分にあっているか?」「業務内容を理解しており,自分に適正がありそうか」も理解しておくようにしましょう。

転職の目的や自分の価値観を見直す

まずやるべきことは,「何を叶えるために転職しようと思ったのか」という転職の目的を見直し,「働く上で,自分は何を大切にしているのか」を考えてみることです。そして,内定が出た会社に入社することで目的は達成され,価値観が保たれるのかを確認してみましょう。それが満たされそうであれば,条件面で選ぶことになりますし,満たしていないのであれば,入社しない方が良いでしょう。

採点表を作って,内定先の企業に点数をつけてみる

世の中にはいろいろな企業がありますが,自分の希望に100%マッチする完璧な企業はありません。「仕事内容は二重丸だけれど年収は他社より低い」「社風は合いそうだけど,残業が少し多くなりそう」など,高く評価できる点もあれば残念な点もあるのが普通です。また,それをプラスと評価するかマイナスと評価するかも人それぞれです。そこで,企業を仕事内容や年収などご自身が大切にする条件を各社並べてみて判断するのも良いでしょう。

まとめ

今回は,そもそも転職をすべきか?というところから,複数内定を獲得した場合の解決法について解説しました。転職活動は人生でそんなに多くの回数を行うわけではありません。その選択で後悔しないようにしっかり考えてみてください。

稗田直史

稗田直史

USE COMPANY LLC代表。現在はさまざまな企業の採用支援業務に従事しており,年間200名以上の面接を実施しています。 仕事の心構えとして「相手のためになる提案をすること」を大切にしています。 安っぽく感じてしまうかもしれませんが、誤魔化しは排除し、本質的に良くなる道をつくっていければと考えています。 趣味はランニングです!

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