あけましておめでとうございます! 2022年も終わり,2023年を迎えました。毎年言っているような気もしますが,2022年も明るいニュースよりは,暗いニュースの方が多かった印象を受けたので,2023年は良いニュースが印象に残る年になってほしいなと思います。
年明け最初のコラムは「SPI」について取り上げます。SPIで落ちるのは非常にもったいないですし,お正月休みの暇な時間で対策をするのもおすすめなので,不安な方はぜひ参考にしてください。
目次
そもそもSPIとは? SPIのテスト方式を紹介
SPIとは,「Synthetic Personality Inventory/総合適性検査」の略で,「能力適性検査」と「性格適性検査」の2つを合わせた検査のことをいいます。2020年度は,13,500社の企業が利用しており,受験者数は203万人のぼり,就活においては,一度は必ず受けるものだと思いましょう。
SPIは,さまざまな受験形式があるので以下に紹介していきます。
テストセンター方式
テストを外部会場で受ける方式です。企業から受検依頼のメールが来たら,Web上から日程・会場を予約して,パソコンやスマホで性格検査を受けたあと,予約した日に会場に出向き,受検します。SPI登場以来,この方式がSPIテストの主流となっています。
Webテスティング
自宅で受ける方式です。日程・会場が指定されない分,自分の都合に合わせて受けることができます。また,新型コロナウイルス感染拡大後はこの方式も主流になりつつあります。全科目が出題されるのではなく回答するタイミングによって,出題される問題とされない問題があることが特徴です。
インハウスCBT
企業のパソコンで受検するものです。インハウスCBTを実施している企業は少ないため,あまり主流ではありません。インハウスCBTの出題傾向は,Webテスティングとほぼ同じになります。
ペーパーテスト方式
紙ベースでの試験です。受験者は実施する企業に来社し,マークシート方式のテストをおこないます。Webテストと比べて実施時間が長く出題範囲も広範囲にわたることから,一般的に最も難しいテストのスタイルであると言われています。
SPIの出題形式
能力適性検査
SPIの能力適性検査には,言語分野と非言語分野の2種類があります。それぞれのテストで出題される問題を通して,合理的な思考,効果的・効率的に物ごとを処理する能力を測ることが目的です。
言語分野では,言葉の意味や文章の要点を的確に捉えて理解する力を測り,非言語分野では,数的な処理能力や論理的思考力を測ります。設問のレベルは中学修了から高校受験程度とされています。Web上で受験するタイプのものも多く,選択肢問題や数値を入力させる問題が中心です。
性格適正検査
質問を通して,応募者がどのような人物なのか,どのような仕事や組織に向いているのかを判断することが目的です。「性格適性検査」の結果は,面接時に質問する際の参考資料だけでなく,入社後に配置決定の際の参考資料にも用いられるため,絞り込みのためのものだけではありません。ミスマッチがないように素直な気持ちで答えた方が良いでしょう。
まとめ
SPIの問題は一つひとつは難しくありません。しかし,中学生レベルの数学をスピーディーに回答しないといけないので,忘れている場合,思い出してから解く時間があまりありません。そのため,SPIに関する本を一冊購入し,どのような解き方をすれば良いかわかるまで繰り返すと良いでしょう。