転職活動で最初に当たる壁は「書類選考」ですよね。「いろいろ申し込んでみたけれど,書類がほとんど通過しない」という結果になってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は,企業側が書類選考で見ているポイントや書類選考の目的などについて解説します。
書類選考の基準・採用担当者が見ているポイント
採用担当者は,採用予算の範囲で「いつまでに」「何人採用するか」という目標をもっています。そのため,それまでに応募者の母集団を形成し,比較検討をしながら採用決定を出していきます。
また,面接官は限られた時間内で多くの面接をする必要があります。書類選考では,応募者が多い人気求人であれば,より厳選して応募要件を満たしているかを見極めます。一方で,採用人数が多い場合は,少しでも応募要件を満たせば可能性を見るために面接で見極めるようになります。
どちらにしても,募集要項に記載されている応募の必須要件の項目を多く満たしていると,選考に通過する可能性は高くなります。そして,応募書類にあなたの情報がわかりやすく記載されているかがポイントとなります。では,採用担当者は応募書類のどこを見ているのでしょうか。
①そもそも必須要件を満たしているか?
応募必須条件の「〇〇経験3年以上」など必須要件を満たしていないと,そもそも求人に応募しても書類選考が通過しない可能性は高くなります。必須要件を満たした求人に応募するようにしましょう。
②強みや志望動機がしっかり記載されているか?
「何が強みなのか,得意なのか」といった自己PRも採用担当者が見ているポイントのひとつです。仕事へのスタンスや強みを応募職種に活かせるか,入社後にも活躍することができるかという観点で,採用担当者はチェックしています。求人詳細に求める人材像が記載されている場合は,それに沿った情報が入っていると通過確度はアップします。
また,今後のキャリアの希望と応募職種の方向性が一致しているか,あなたが転職で求めていることと自社が提供できる環境がフィットしているかなども確認しています。
③定着して活躍してくれそうか?
入社後,長く働いてくれる方かを転職回数と在籍年数,転職理由などから判断しています。転職回数が多くても,直近の在籍年数が長かったり,それぞれの転職理由に納得できるものや一貫性があれば,書類選考を通過する可能性があります。反対に,直近の在籍年数が短い場合や職歴に空白期間がある場合は,その理由を補足しましょう。
まとめ
今回は書類選考のポイントについてまとめました。お見送りが続いてしまったときは,自身の経歴が応募企業の要件に満たしているかを確認し,アピールポイントを追記するようにしましょう。みなさんの就職活動が上手くいくことを願っております。