よく「最終面接で落ちることはあるの?」と聞かれることがあります。最終面接が最難関という企業もありますが,多くの企業では「最終までくれば最後の価値観チェック」ということが多く,それまでの面接より通過率が高い傾向があります。
今回は,そんな最終面接でもったいない落ち方をしないための注意点を紹介したいと思います。
最終面接は約50%の方がNGになっています
最終面接はどの程度期待しても良いのでしょうか。肌感になりますが,最終面接の通過率は約50%程度です。それまでの面接と比べると通過率は高いのですが,それでも半数の方が落ちています。
企業は「採用した人が早期に辞めてしまわないか?」ということを考えています。ミスマッチをなくすために役員が細かい質問をするケースが増えてきました。そこで鋭い質問をされてしまいNGになっている方が多い印象があります。最終面接だからといって気を抜かず,準備を徹底して行いましょう。
逆質問は必ず行いましょう
これは最終面接に限ったことではありませんが,逆質問は必ず行いましょう。質問をしないというのは「あなたにはあまり興味がない」と言っているのと同じ意味に伝わってしまいます。
逆質問をするために,3, 4個の質問を考えていくようにしましょう。
「どんな質問をすれば良いのか?」について,ネットやノウハウ本にあるような逆質問の内容はあまり意味がないと考えましょう。中途の最終面接で「入社までに準備すべきことは何か?」や「社風はどのような会社か?」と聞かれても,「最終面接にくるまでの過程でその疑問も解消できていないのか?」と感じてしまいますし,質問のレベルが低いとあまり良い印象を持たれません。
質問をする際は「与えられる予定の事業目標や,それを行う上でわからないこと」について質問をすると良いでしょう。一度質問して,回答をいただいた内容について深堀をしていくと,具体的な内容になっていきますし,自分にとっても有益な情報が得られるでしょう。
最終面接の結果はどのくらいでわかるか
最終面接の結果はすぐにでも知りたいですよね。しかし,当然,結果の連絡までにかかる期間は企業によって異なります。早い企業の場合は,最終面接の翌日に連絡が来ることもありますし,逆に遅い企業の場合は1週間ほどかかることもあります。
連絡が遅いからといって,不採用と決まっているわけではありません。最終面接はその期間内で複数人が採用を受けているために待ち時間が発生したり,正式な採用決定の稟議を行う企業もあるからです。
1週間経っても連絡がない場合は,担当者に連絡をしてみると良いでしょう。その際も,結果の催促をするのではなく,いつ頃に結果が出るのか様子を伺うような形で問い合わせることをおすすめします。
まとめ
最終面接は合否を分ける最終ステップとなるので,緊張するのは当然です。普段通りの自分のまま受け答えをするには,しっかりとした準備が大切となります。気を抜かず,最終面接にチャレンジしましょう。