「業界地図」を買うとき,「『四季報』と『日経』のどちらにするか」迷う方も多いと思います。
掲載されている情報はどちらも似ているけれど,隣の芝生が青く見えてしまうのが人間です。
そこで,今年も四季報と日経の「業界地図」の違いを比較しました。
2022年版を参考にしています。
会社四季報業界地図

会社四季報業界地図
基本情報
出版社 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2021年8月26日 |
価格 | 1,430円 |
目次
- 「業界地図の見方」
- これだけは押さえておこう「業界地図」のキーワード
- 四季報記者が特別予測! 2030年の業界天気図
- 最新! 全国47都道府県のトップ企業
- まるわかり 国内業界規模ランキング
- 業界でくっきり! 最新年収ランキング
注目業界
- 脱炭素
- GAFA
- DX
- 中央省庁
- 5G
- 半導体
- 次世代自動車
- MaaS(カーシェア・ライドシェア)
- リチウムイオン電池
- 先端技術材料
- 全固体電池
- ベンチャー・VC
- キャッシュレス
- 宇宙開発
- 量子コンピューター
- 副業・学び直し
- CRO,臨床検査・薬
- オンライン医療
- ユーチューバー(YouTuber)
- eスポーツ
- ペット
- 中食・宅配
特徴
冒頭に「業界地図の見方」があるので,初めて「四季報」を読む人でもわかるようになっています。
「会社四季報」は元々投資家のための企業情報誌なので,「注目業界」をチェックすることで,これから成長する業界などがわかりやすいのが特徴です。もちろんそれらの業界に関わって働けば大きな追い風となるため,就職/転職などの参考にもなるでしょう。
特集は,「脱炭素」(日経版の表記は「カーボンニュートラル)は,「四季報」と「日経」が共通していますが,それ以外は意外にも重複がありません。自分が興味がある方を選んでみましょう。
日経業界地図

日経業界地図
基本情報
出版社 | 日本経済新聞出版 |
発売日 | 2021年8月21日 |
価格 | 1,430円 |
目次
- 巻頭特集1 2030年の業界地図
- 巻頭特集2 世界シェア70品目
- 本書の見方
- 注目業界
- 各業界
注目業界・テーマ
- カーボンニュートラル
- 水素ビジネス
- サーキュラーエコノミー
- グリーンエコノミー
- フードテック
- 木材
- スーパーシティ
- IoT住宅
- AIベンチャー
- サイバーセキュリティ
- クラウドファンディング
- パーソナル情報利用
- 介護・医療ロボット
- スリープマネジメント
- 治療アプリ
- ワーケーション
特徴
日経は,会社四季報と比べると「ビジネス」寄りな構成です(会社四季報は「投資」寄り)。
巻頭特集①の「2030年の業界地図」では5つのトピックについて解説されています。
- 2030年に生まれる新業界
- 未来のテクノロジー年俸:2022〜2040年
- 有望な「100の技術」
- 2030年のテクノロジー期待度番付
- 2030年の仕事と職種
巻頭特集②の「世界シェア70」では,「スマートフォン」や「電気自動車」「国際カードブランド」など全70品目のシェアを把握することができます。
注目業界は,日経ならではの最新ビジネスに強い内容が紹介されているので,「仕事」を通して,最新の動向をチェックしておきたい方は,日経版を選ぶと良いでしょう。