「業界地図」を買うとき,「『四季報』と『日経』のどちらにするか」迷う方も多いと思います。
掲載されている情報はどちらも似ているけれど,隣の芝生が青く見えてしまうのが人間です。
そこで,今年も四季報と日経の「業界地図」の違いを比較しました。
2021年版を参考にしています。
目次
会社四季報業界地図

会社四季報業界地図
基本情報
出版社 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2020年8月28日 |
価格 | 1,430円 |
目次
- 「業界地図の見方」
- これだけは押さえておこう「業界地図」のキーワード
- 全国47都道府県のトップ企業
- 新型コロナで業界大混乱 天気図一覧
- 最新版!業界別年収ランキング
注目業界
- 5G
- キャッシュレス
- ベンチャー・VC
- 病院グループ
- テレワーク
- オンライン医療
- 医療機器
- 東京五輪・大阪万博
- AI
- 次世代自動車
- MaaS(カーシェア・ライドシェア)
- リチウムイオン電池
- 先端技術材料
- スキルシェア
- 宇宙開発
- 量子コンピュータ
- サイバーセキュリティ
- オンライン教育
- eスポーツ
- 自転車
- 中食事・宅配
特徴
冒頭に「業界地図の見方」があるので,初めて「四季報」を読む人でもわかるようになっています。
「会社四季報」は元々投資家のための企業情報誌なので,「注目業界」をチェックすることで,これから成長する業界などがわかりやすいのが特徴です。もちろんそれらの業界に関わって働けば大きな追い風となるため,就職/転職などの参考にもなるでしょう。
日経業界地図

日経業界地図
基本情報
出版社 | 日本経済新聞出版 |
発売日 | 2020年8月22日 |
価格 | 1,320円 |
目次
- 巻頭特集1 新型コロナ感染拡大で経済崩落
- 巻頭特集2 世界シェア74品目
- 本書の見方
- 注目業界・テーマ
- 各業界
巻頭特集1 新型コロナ感染拡大で経済崩落
日本経済新聞編集委員・田村賢司さんによるコラムです。リーマンを超える景気悪化,失業急増,世界の格差再拡大,米中の新冷戦激化,働き方改革,日本の人事制度など,ビジネスパーソンが知っておきたいけれど,きちんと調べるには手間がかかることが図とともにコンパクトに把握できます。
巻頭特集2 世界シェア74品目
音楽ソフト,スマートフォン,自動車など74品目における世界シェアがグラフでわかります(こちらは2020年度と同じテーマになります)。
注目業界・テーマ
- 自動車の自動雲t年
- シェアリングエコノミー(カーシェア・ライド系)
- シェアリングエコノミー(民泊・その他)
- 訪日外国人
- 東京オリンピック・パラリンピック
- 人工知能(AI)
- ビッグデータ
- フィンテック
- キャッシュレス決済
- 暗号資産
- EC(電子商取引)サービス
- 宇宙ビジネス
特徴
日経は,会社四季報と比べると「ビジネス」寄りな構成です(会社四季報は「投資」寄り)。
巻頭特集1 は四季報と同じく「新型コロナ」が題材になっています。