「業界地図」を買うとき,「『四季報』と『日経』のどちらにするか」迷う方も多いと思います。
掲載されている情報はどちらも似ているけれど,隣の芝生が青く見えてしまうのが人間です。
そこで,ここでは四季報と日経の「業界地図」の違いを比較しました。
2020年版を参考にしています。
目次
会社四季報業界地図

会社四季報 業界地図 2020
基本情報
出版社 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2019年8月23日 |
価格 | 1,423円 |
目次
- 「業界地図の見方」
- これだけは押さえておこう「業界地図」のキーワード
- 業界規模&業界トップ3
- 業界で大きな差,年功序列
- 増えた仕事,減った仕事
- 注目業界
- 大化け業界
- 各業界
注目業界
- 宇宙開発
- 次世代自動車
- 5G
- AI
- QRコード(スマホ決済)
- リチウムイオン電池
- スマートフォン
- カーシェア・ライドシェア
- シェアリング(モノ)
- 調理ロボット
- サイバーセキュリティー
- レアメタル・レアアース
- ソーシャルロボット
- シェアリング(空間)
- 東京五輪/大阪万博
- 日本版IR
- 先端技術用材料
- スマート農業
- 世界のユニコーン企業
大化け業界
- 全個体電池
- 空気電池
- オンライン医療
- eスポーツ
- 新札
- 食品ロス対策
- 脱プラスチック
特徴
冒頭に「業界地図の見方」があるので,初めて「四季報」を読む人でもわかるようになっています。
「会社四季報」は元々投資家のための企業情報誌なので,「注目業界」や「大化け業界」などこれから成長する業界などに強いのが特徴です。もちろんそれらの業界に関わって働けば大きな追い風となるため,就職/転職などの参考にもなるでしょう。
日経業界地図

日経業界地図 2020
基本情報
出版社 | 日本経済新聞出版 |
発売日 | 2019年8月22日 |
価格 | 1,320円 |
目次
- 巻頭特集1 テクノロジーで業界の垣根が崩れるデジタルエコノミー
- 巻頭特集2 世界シェア74品目
- 本書の見方
- 各業界
巻頭特集1 テクノロジーで業界の垣根が崩れるデジタルエコノミー
日本経済新聞編集局コメンテーター・村山恵一氏によるコラム。GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)をはじめとして巨大IT企業が次々と新しい業界(例:Googleが自動運転など)に乗り込んでいく現代,日本はどのようにすべきかということが語られます。
巻頭特集2 世界シェア74品目
音楽ソフト,スマートフォン,自動車など74品目における世界シェアがグラフでわかります。
特徴
日経は,会社四季報と比べると「ビジネス」寄りな構成です(会社四季報は「投資」寄り)。
巻頭特集1のコラムは好みがわかれるかもしれません(最新情報はネットの方が有利)。
また,巻頭特集2の世界シェアは各業界(スマートフォンなど)の個別ページに記載されているので,改めてここで見る必要性はないと感じました。