保育士・幼稚園教諭の面接でよく聞かれる質問のひとつに「モンスターペアレントについてどう思いますか?」があります。これは保護者への対応力が問われる重要な質問です。
ここでは保育士・幼稚園教諭の面接対策から「モンスターペアレント」について解説します。
目次
「モンスターペアレント」の質問意図を考える
面接の質問は,すべて質問の意図を考える必要があります。この質問は,モンスターペアレントへの具体的な対策や心がまえができているかがチェックされます。
こんな回答はNG
保護者に反論する
「こちらが悪者になる必要はない」「保護者が謝罪するように反論する」など保護者のクレームに対して反論するのは厳禁です。
保護者の怒りの言動につられることなく,クレームの内容を理解することに集中しましょう。
すぐに問題を解決しようとする
問題が早期解決するのはよいことですが,その場しのぎの解決では再び問題が出てしまいます。
問題の根本的な原因を解決するために時間を使うことが重要です。
「苦手」と言う
保育者として,どのような保護者とも向き合う必要があります。特定の保護者に対して「苦手」と言ってしまっては,保育者としてふさわしくありません。
たとえば,相手がモンスターペアレントでも真摯に対応することを心がけましょう。
対策を考えていない
保育士・幼稚園教諭として働きはじめたら,すぐに保護者に対応する必要があります。働く前の段階からさまざまなシチュエーションを想定しておくことが求められます。
どのような保護者にも対応できるように考えていることをアピールしましょう。
こんな回答はOK
クレームを受け止める姿勢を見せる
「どんなクレームでも最初は聞き役に徹する」など,保護者の言葉を受け止めることが重要です。
また,聞き役に回ることで保護者が冷静さを取り戻して,「保護者自信が答えを出せるように導き出す」というのもよいでしょう。
上司に相談する
「問題点を見つけ,上司に相談する」という姿勢も重要です。その場ですぐに反応せず,上司に相談することで,問題を根本的に解決できるようになります。
多様な価値観を認める
どのような保護者であっても,子どものことを考えているのは一緒です。保護者に偏見を持たず,さまざまなタイプの保護者に平等に対応する姿勢が評価されます。
保護者の相談相手になる
保護者の意見を尊重しながら,できることは協力し,できないことは理解いただくなど,保護者の言いなりになるのではなく,良き相談相手になることが重要です。
2018.06.06
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