ハローワーク・ジョブカフェ・サポステの違いについて徹底解説

ジョブカフェを使った転職活動
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仕事を探すとき,「ハローワーク」「ジョブカフェ」「サポステ」など似たようなサービスがあって「どれを選べばよいか分からなくなってしまった」というときってありますよね。

ここでは,3つのサービスがどのように違うのか,どのような役割を持っているのか,どのように使い分ければよいのかについて,詳しく解説しています。

ハローワークとジョブカフェとサポステの違い

ハローワークとジョブカフェとサポステの違いは,表で把握すると分かりやすくなります。

  サポステ ハローワーク ジョブカフェ
運営 厚生労働省 厚生労働省 都道府県
職業相談・セミナー
求人紹介
利用料 無料 無料 無料

機関が異なる

サポステ(地域若者ステーション)とハローワークは,厚生労働省が設置するサービスです。つまり,国によって設置されているサービスと言えます。

一方,ジョブカフェ(若年者のためのワンストップサービスセンター)は,都道府県が運営するサービスになります。

国のサービスは役割が分かれている

国(厚生労働省)のサービスは,「職業相談・セミナー」など働く前のフェーズをサポステ,「求人紹介」のフェーズをハローワークが担っています。

厳密にはハローワークも仕事の相談には乗ってくれますが,ここでは分かりやすくするためにハローワークは「求人紹介専門のサービス」と定義しています。

都道府県のサービスはワンステップ

ジョブカフェはこの2つをワンストップで受けられるようになっています。「国」よりもう一段階小さい「都道府県」という枠組みだからこそできるサービスと言えるでしょう。

サポステの役割:働く前の準備をするところ

サポステ

「サポステ」

サポステ(地域若者サポートステーション)の概要

  • 運営:厚生労働省
  • 目的:働く前の相談,セミナー・講座を受ける
  • 年齡:15〜39歳(都道府県によって異なる)
  • 場所:都道府県各地に設置
  • 費用:無料

サポステは,さまざまな事情でこれまで働いておらず,「働く」という段階に至る前の方が仕事について相談をしたり,各種セミナーや講座を受ける場所です。

たとえば「ニートになってしまった」「人間関係で前職を辞めてしまった」など,人には相談しづらいことをキャリアカウンセラーに相談できます。

また,仕事をする上で必要な「パソコン操作」などのセミナーや講座も開催されています。

サポステは全国都道府県に設置されています。

参考:日本全国のサポステ一覧 | サポステ[地域若者サポートステーション]

ハローワーク:仕事を探すところ

ハローワーク

「東京ハローワーク」

ハローワーク(公共職業安定所)の概要

  • 運営:厚生労働省
  • 目的:求人紹介
  • 年齡:全年齢
  • 場所:都道府県各地に設置
  • 費用:無料

ハローワークは,次の段階「仕事を探す」ことに特化したサービスです。

ただ,前述のようにハローワークは「求人紹介」だけでなく,「どんな仕事が向いているか」といった職業相談もしてもらえます。

そのため,特別な事情がなければ,最初からハローワークから利用しても良いでしょう。

ハローワークは全国都道府県の各地に設置されています。

参考:全国ハローワークの所在案内|厚生労働省

ジョブカフェ:すべてワンストップでこなすところ

東京しごとセンター

「東京しごとセンター」

ジョブカフェ(若年者のためのワンストップサービスセンター)の概要

  • 運営:都道府県
  • 目的:職業相談,セミナー,求人紹介
  • 年齡:原則15〜34歳
  • 場所:都道府県各地に設置
  • 費用:無料

そして,ジョブカフェは各都道府県が設置する「職業相談」「セミナー」「求人紹介」これらすべてをワンストップで受けられるサービスです。

就職支援アドバイザーによる個別カウンセリング,各種セミナー,求人紹介といった就職活動に必要なすべてのサービスをワンストップで受けられます。

求人:ハローワークと同じデータベースを使用

ここで気になるのが,ハローワークとジョブカフェの「求人」の違いですよね。結論からいうと,両者はハローワークのデータベースを使っているため,基本は同じです。

ただ,ジョブカフェには都道府県ごとに「人材がほしい」事業所の求人が掲載されているため,ジョブカフェの方が地域に密着した求人が多く掲載されています。

年齡:都道府県によって異なる

ジョブカフェ年齡制限は,原則15〜34歳です。

しかし,都道府県ごとに決まりが異なり,29歳,39歳,44歳まで対象という地域があるので,自分の住んでいる地域のジョブカフェの対象年齡を調べてみましょう。

東京都の場合は18〜29歳ヤングコーナー,30〜54歳がミドルコーナーいったように幅広い年齢層に対応しています。

場所:都道府県ごとに設置

ジョブカフェは都道府県ごとに設置されています。

また,「ジョブカフェ」という名前は通称で,正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。

そのため,地域によって名称が異なります。たとえば,東京都なら「東京しごとセンター」,大阪府なら「JOBカフェコーナー(OSAKAしごとフィールド)」といった具合です。

全国に設置されている各都道府県のジョブカフェは,厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」ページから確認できます。

 

 

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