6月も終わりを迎える頃ですが,そろそろ賞与支給の会社ではボーナスが支払われる時期ではないでしょうか? この時期に多く問い合わせを受けるのが,「会社を退職するタイミング」についてです。
今回は,そういった方に向けて「そもそもボーナスをもらって転職活動を行うのはありなのか?」「気をつけることは何なのか?」ということについて触れていきたいと思います。
まずはボーナス支給規定を確認しよう
ボーナスは「支給規定」が各社で定められているはずです。在籍日数や支給されない場合の規定など,あからじめ定められている会社が多いので,まずは確認するようにしましょう。
ボーナスは評価時期の成果に対する報酬という側面と,将来に期待しての報酬の両面で支給されています。退職を早く伝えすぎると減額がされる規定がある会社もあるので要チェックです。
そもそもボーナスをもらってからの退職はありなのか?
結論,「あり」です。むしろボーナス支給が近いのであれば,これはオススメします。
ただ,注意しなければいけないのは,賞与支給額が決定するまでは,退職について具体的な相談を上司にするのは控えた方が良いということです。「退職予定者はボーナスの支給対象外」にする会社も一定数は存在するからです。
また,「転職を検討している」という相談もあまりオススメしません。基本的にはこれを相談しても無理な引き止めにあったり,社内で少しいづらい空気を感じたりする可能性もあります。転職について相談をする際には,次の職場の入社日が決まった状態で相談するように心がけましょう。
退職は入社の何ヶ月前に相談するのが一般的か
一般的な目安は,2〜3ヶ月前です。1ヶ月前など,対応できなくはないと思いますが,職場に引き継ぎ関連で迷惑をかけてしまう可能性もあります。これについても会社規定で定められているところもあると思いますが,だいたい入社日2〜3ヶ月前にお伝えするものだと認識ください。
そのため,「8月にボーナスもらって新しい職場は10月から働きたいな」と思っているなら,6月からの転職活動でギリギリといったところです。余裕をもってはじめられるようにしましょう。
まとめ
今回はボーナスと転職活動の時期について解説しました。
毎年,この時期になると転職活動を検討する方が激増します。もらえるものはもらってしまえば良いと思う反面,今までお世話になった会社であるというのも間違いありません。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざもあるように,退職する職場に迷惑をかけないような退職を心がけ,気持ち良く次の職場でスタートを切れるようにしましょう。