就職/転職エージェントの門前払いと登録後にサポートを打ち切られてしまう原因

就職/転職活動コラム
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転職活動をするとき,人材紹介会社(就職/転職エージェント)に登録しても,「求人がない」または「サポートが現状難しい」といった内容のメールが返信されてきたり、そもそも連絡が来ないという経験をしたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は具体的にどのようなときに人材紹介会社から「門前払い」をされてしまったり「サポートを停止」をされてしまうかなどについて,具体的な事例を交えながら紹介したいと思います。

就職/転職エージェントが使えないときがある!?

就職/転職エージェントに登録しても,「その方に紹介できる求人が少ない」というとき,サポートをしてもらえなくなります。

具体的には以下のようなときがあげられます。。

  • 首都圏がメインの人材紹介会社に「地方勤務」を希望して登録する
  • 経験や経歴的にサポートが難しい
  • 人材紹介会社の得意分野と希望があっていない

以下,それぞれ説明していきます。

首都圏がメインの就職/転職エージェントに地方勤務を希望して登録する

就職/転職エージェントが得意としている地域以外での就業を希望して申し込んだ場合、サポートが難しくなってしまうケースが多くなります。その地域の求人をほとんど開拓していないので、紹介できる求人がかなり少なくなってしまうからです。

そのため,人材紹介会社を選ぶ際は,「自分の就業希望地域に強い会社」を選びましょう。

経験や経歴的にサポートが難しい

「新卒入社で3ヶ月以内に退職をしている」「1年程度で離職を2社以上繰り返している」「29歳以上で職務経験(正社員)が一度もない」など,人材紹介会社が就職支援をしても書類選考通過や内定までいくのが難しい可能性が高い方も,サポートが停止される可能性が高くなります。

そのような方こそ転職で悩みを抱えているケースが多く,サポートしたい気持ちは強いのですが、企業側は人材紹介会社に1人あたり100万円以上のコストをかけ採用を検討しています。

こういった経歴の方の場合,その費用対効果がないと採用企業側が判断するケースが多く、人材紹介会社のサポートも難しくなってしまいます。ご自身で求人広告経由で応募をするか、「第二新卒や既卒」に特化した就職/転職エージェントに登録するとサポートを受けられます。

就職/転職エージェントの得意分野と希望があっていない

就職/転職エージェントには各々得意分野があります。

たとえば「第二新卒特化」といった経歴や,「ITエンジニア特化」といった職種など,自分たちの専門サポート領域を決めている就職/転職エージェントが多いです。

反対に,このサポート領域から外れた希望や経歴の場合,人材求人を保有していないケースが多くサポートされない事があります。就職/転職エージェントのWebサイトには得意領域が書かれていることが多いので、確認した上で登録を行うと良いでしょう。

サポートが打ち切られるのはこんな人

ときどき,サポート対象内のご経歴の方でも、担当エージェントとの面談がはじまったあとにサポートを停止されるケースもあります。

就職/転職エージェントのサービスの流れに沿って、サポートが停止されてしまう事例を紹介します。

Webサイトから登録した後の電話でのヒアリング

就職/転職エージェントに登録すると,担当エージェントとの面談日の調整などで電話連絡があります。ここでは,「現在はどんな仕事に就いているか?/または働いていないか」「次の転職先の希望」「面談の日程調整」といった内容がヒアリングされます。

このとき,サポートが停止されてしまうケースでは,「電話対応が著しく悪い(タメ口や態度など)」や「現在精神疾患にかかっている」などがあげられます。

電話対応に関しては言わずもがなですが、人材紹介会は企業から「優秀な人を厳選して紹介してほしい」という依頼を受けています。そのため,電話応対の際に「サポートするにはそぐわない」と判断されてしまうと,サポート停止をされてしまいます。

また,現在精神疾患にかかっている方もサポート停止になることが多くなります。完治していれば問題ないのですが、現在も治療中であると,紹介先企業から「治療を優先してほしい」と依頼を受けるケースが多くなるからです。この場合は,まずは治療されてから就職活動を行うことをおすすめします。

担当者との面談

担当エージェントと面談をした際,就職/転職エージェント側からサポートを打ち切られるケースはそんなに多くはありません。

しかし,次のような場合はサポートを打ち切られてしまう可能性が高くなります。

  • 経歴や体調面で嘘が発覚した
  • 無断遅刻や直前のキャンセルが3回以上続く
  • 面談時の対応があまりにもひどい

面談までいけば,「人として最低限のマナーや心遣いができるか?」が重要になるので、基本的に人として当たり前の行動をとっていれば人材紹介会社側からのサポート停止はあまりありません。

ただ,選考に関係がないからと思い、人材紹介会社や担当のエージェント蔑ろにした対応をする求職者もたまにいるので、注意しましょう。正直に経歴について話し、遅刻や欠席の場合は事前にちゃんと連絡する,これらを押えていれば基本的には問題ありません。

まとめ

今回ご紹介してきた通り、就職/転職エージェントからサポートを停止されることもあります。

自分の経歴や希望がサポート対象外の方は,希望に合うサービスを探せば問題ありませんが、後半に記載したような「社会人としての節度あるふるまい」という点が問題になることもあるので、当てはまる方は気をつけましょう。

就職/転職エージェントは無料で利用できるサービスではありますが、企業側からすれば,一次面接の代行を人材紹介会社にしているようものです。油断せず利用する側も丁寧な対応を心がけましょう。

稗田直史

稗田直史

USE COMPANY LLC代表。現在はさまざまな企業の採用支援業務に従事しており,年間200名以上の面接を実施しています。 仕事の心構えとして「相手のためになる提案をすること」を大切にしています。 安っぽく感じてしまうかもしれませんが、誤魔化しは排除し、本質的に良くなる道をつくっていければと考えています。 趣味はランニングです!

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